Apple幹部の相次ぐ退職で「終焉論」も浮上、しかし社内には異なる反応も

Appleで主要幹部の退職や引退が相次ぎ、一部メディアでは「Appleは終わった」といった過激な見出しが報じられています。中にはiPhoneの将来を危惧する声まで上がっていますが、Appleの歴史においてはこうした人事異動は過去にも繰り返し見られてきました。

具体的には、デザイン責任者のアラン・ダイ氏が退社したほか、環境担当責任者のリサ・ジャクソン氏も引退を控えています。ティム・クックCEOの引退もいずれは報じられるでしょうが、このような幹部級の人員交代は今後も続くと見られています。

これらの幹部が近年のAppleの成功に不可欠な存在だったことは間違いありません。もし彼らがもっと早く退社していたとしたら、今日のAppleは大きく異なる姿になっていたかもしれないでしょう。

しかし、その退職に対する社内外の反応は一様ではありません。ジャクソン氏の退任は大きな損失になると見られている一方で、ダイ氏の退社については、Apple社内の一部の従業員から「歓喜をもって受け止められている」との声が漏れているといいます。