# Apple、主要幹部2名の2026年退任を発表 法務顧問にMeta幹部を起用

Appleは本日、同社の主要幹部2名が2026年に退任すると発表しました。退任するのは、シニアバイスプレジデント兼法務顧問のケイト・アダムス氏と、環境・政策・社会イニシアチブ担当バイスプレジデントのリサ・ジャクソン氏です。

 Metaの法務担当責任者が後任に

アダムス氏の後任には、Metaの現法務担当責任者であるジェニファー・ニューステッド氏が就任します。ニューステッド氏は2026年1月1日付でAppleにシニアバイスプレジデントとして入社し、同年3月1日には法務顧問に就任する予定です。

同氏は最終的に、法務部門と政府渉外部門の両方を統括し、「シニアバイスプレジデント、法務顧問兼政府渉外担当」となります。ティム・クックCEOは、両チームの業務重複が増加していることから、今回の組織統合を喜んでいるとコメントしました。

 COOが環境・社会イニシアチブを引き継ぎ

一方、ジャクソン氏が担当していた環境・社会イニシアチブは、最高執行責任者（COO）のサビ・カーン氏が引き継ぎます。クックCEOは、ジャクソン氏が2015年比で温室効果ガス排出量を60%以上削減するなど、同社の環境目標達成に不可欠な役割を果たしたことに深く感謝の意を表明しました。

アダムス氏は2017年から、ジャクソン氏は2013年からAppleに在籍し、それぞれ重要な貢献をしてきました。

 相次ぐ幹部退任、CEOの去就にも注目

今回の発表は、Appleで相次ぐ主要幹部の退任・退職の流れの中で行われました。最近では、リードインターフェースデザイナーのアラン・ダイ氏、AI責任者のジョン・ジャンナンドレア氏が退任を発表。今年に入っても、COOのジェフ・ウィリアムズ氏やCFOのルカ・マエストリ氏の退任が報じられています。

さらに、ティム・クックCEO自身も2026年にも退任する準備を進めているとの憶測が広まっており、同社の今後の経営体制に大きな注目が集まっています。