AppleのUIデザイン責任者アラン・ダイ氏、Metaへ移籍 後任はベテランのスティーブン・ルメイ氏

Appleのユーザーインターフェース（UI）デザイン責任者であるアラン・ダイ氏が、同社を退社し、Metaに移籍することがBloombergの報道で明らかになりました。ダイ氏は12月31日付でMetaに合流します。

ダイ氏は2006年にAppleに入社し、2015年からはUIデザインチームの責任者を務めてきました。彼はiOS 7以降、iPadOS、macOS、watchOS、visionOSなど、Appleの主要なOSのデザイン開発に深く関与。直近では、Vision Proのインターフェース開発や、iOS 26およびmacOS 26の「Liquid Glass」デザイン刷新を監督しました。

Appleは、ダイ氏の後任として、25年以上にわたり同社に勤務するベテランデザイナー、スティーブン・ルメイ氏を指名しました。ティム・クックCEOはBloombergへの声明でルメイ氏を高く評価し、「1999年以降の主要なAppleインターフェースのデザインにおいて重要な役割を担ってきた」とコメントしています。

Metaにおいて、ダイ氏はチーフデザインオフィサーに就任し、Metaの消費者向けハードウェア事業への進出を支援する役割を担います。彼は新しいデザインスタジオを統括し、ハードウェアおよびソフトウェアのデザインを監督。AI機能を活用したヘッドセットやメガネといったMetaデバイスの改善に注力していく方針です。