ChatGPT、Apple Healthとの連携を示唆か iPhoneアプリのコードから画像発見

人気のAIチャットボット「ChatGPT」のiPhoneアプリに、Appleの健康管理機能「Health（ヘルスケア）」アプリとの連携を示唆する未使用の画像が発見され、注目を集めています。

この画像は、主要なHealthアプリのアイコンを中心に、歩数、活動、呼吸、聴覚、睡眠といった複数の健康カテゴリのアイコンが囲むデザインとなっています。ただし、なぜか「ニンジン」のアイコンも含まれており、これはHealthアプリには存在しないため、ChatGPTが生成した際に装飾された可能性も指摘されています。

現時点では、この機能がいつ有効になるのか、また具体的な用途が何になるのかについての情報は明らかになっていません。しかし、ChatGPTはすでにBox、GitHub、Gmail、Slackなど、多くのアプリと連携しており、ユーザーにパーソナライズされた回答やデータ分析を提供しています。

Appleは、サードパーティ製アプリがHealthアプリのデータにアクセスするためのフレームワークやAPIを提供しており、何千ものアプリがこれを利用しています。今回のChatGPTのケースも、既存の「HealthKit」フレームワークを活用する可能性が高いと見られています。

ユーザーがHealthデータを連携させる場合、明示的な許可が必要となり、データの読み書きや、どのカテゴリのデータを連携させるかを細かく制御できます。そのため、ChatGPTが突然ユーザーの健康情報すべてにアクセスするようになるわけではありません。

もしこの連携が実現すれば、ChatGPTがあなたの健康情報にもアクセスし、よりパーソナルなアドバイスや洞察を提供する日が来るかもしれません。