Appleは本日、初代iPhone SEを「オブソリート製品」リストに追加したことを発表しました。これにより、同デバイスは世界中のApple StoreおよびApple正規サービスプロバイダにおいて、修理やバッテリー交換を含む一切のサービス対象外となります。

Appleが製品を「オブソリート製品」とみなすのは、その製品の販売が停止されてから7年が経過した場合です。初代iPhone SEは2018年9月に販売が終了しており、このたび規定の7年が経過したため、今回リストに追加されました。

2016年3月に登場した初代iPhone SEは、iPhone 5sをベースとしたデザインが特徴です。4インチディスプレイ、Touch IDホームボタン、そして面取りされたアルミニウムとガラスのフレームを備え、当時の最新機種であるiPhone 6s/6s Plusと同じA9チップを搭載していました。発表当時、Appleの元マーケティング責任者は「小型のスマートフォンを求める誰もがiPhone SEを気に入るだろう」と述べていました。

その後、Appleは2020年4月に第2世代、2022年3月に第3世代のiPhone SEをリリースしており、これらはいずれもiPhone 8に似たデザインを採用しています。しかし、iPhone SEシリーズ全体は、実質的な後継機であるiPhone 16eの登場に伴い、2025年2月をもって当面の間、販売が終了しています。