Apple、Mシリーズチップの一部を2027年にも米国生産か – TSMC米工場で

AppleがMacやiPadに搭載するMシリーズチップの一部を、早ければ2027年にも米国で製造する可能性が浮上しました。著名な供給チェーンアナリストであるミンチー・クオ氏の最新レポートがこれを伝えています。

クオ氏によると、米国での生産が検討されているのは、エントリーレベルの下位モデルのMシリーズチップ（例えば「M7」チップなど）です。製造を担うのは、これまでもMシリーズチップを供給してきた台湾積体電路製造（TSMC）の米国工場になると見られています。

現在、MシリーズチップはTSMCが主に中国などの工場で生産していますが、この計画が実現すれば、Appleはチップのサプライチェーン多様化と米国での生産強化を進めることになります。

なお、上位モデルを含むその他のApple製チップについては、引き続きTSMCが供給を続ける見込みです。