スカッグス氏死亡訴訟、薬物汚染iPadが数億ドル賠償の鍵に

元ロサンゼルス・エンゼルスの投手、タイラー・スカッグス氏が2019年にフェンタニル混入ピルを服用して死亡した件を巡る不法死亡訴訟で、新たな展開が注目されています。連邦証拠保管庫に保管されている薬物汚染されたiPadが、エンゼルスに対する数億ドル規模の懲罰的損害賠償につながる可能性を秘めていると報じられています。

スカッグス氏の遺族は、エンゼルスが組織内の薬物問題への対処を怠り、スカッグス氏を保護しなかったとして球団を提訴。スカッグス氏は、元エンゼルスの広報担当ディレクター、エリック・ケイから提供されたピルを服用し死亡しました。

この訴訟だけでも多額の賠償が争われる高額なものですが、薬物汚染されたiPadの存在が、エンゼルスが組織ぐるみで薬物問題に関与していたという主張を裏付け、懲罰的損害賠償額を大きく押し上げる要因となる可能性が出てきました。