Apple CEOティム・クック氏、ホワイトハウスの夕食会に出席 サウジ皇太子と面会

Appleのティム・クック最高経営責任者（CEO）が、ドナルド・トランプ米大統領が主催したサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子とのホワイトハウス夕食会に出席しました。

この夕食会は、2018年10月にジャーナリストのジャマル・カショギ氏が殺害されて以来、ムハンマド皇太子にとって初めての米国訪問となりました。米中央情報局（CIA）は、皇太子がイスタンブールのサウジアラビア領事館での殺害を命じたと結論づけています。夕食会に先立ち、トランプ大統領は皇太子を擁護し、カショギ氏に関する記者の質問に対し、「彼（カショギ氏）を好まなかった者は多い」と発言していました。

クック氏は以前、2018年4月にもムハンマド皇太子と会談し、サウジアラビアにおける教育やアプリ開発の機会について協議しています。Appleはそれ以降、サウジアラビア企業に20億ドルを投資しており、クック氏は2024年12月にも同国を訪問しました。

Appleは2025年7月にサウジアラビアでオンラインストアを開設し、2026年には国内に小売店舗をオープンする計画です。

この夕食会には、クック氏のほかにも、Xのイーロン・マスクCEO、Dellのマイケル・デルCEO、Nvidiaのジェンセン・ファンCEO、AMDのリサ・スーCEOなど、複数の主要なテクノロジー企業幹部が参加しました。