iOS 26.2、年内リリースへ ― ロック画面刷新、オフライン歌詞など新機能多数

Appleは、現在ベータテスト中の次期アップデート「iOS 26.2」を12月に全ユーザー向けにリリースすると発表しました。具体的な日付は明かされていないものの、ロック画面の時計に新しいLiquid Glassスライダーが追加されるほか、Apple Musicでのオフライン歌詞対応など、iPhoneの利便性を高める複数の新機能や改善が導入されます。

このアップデートはiPhone 11以降のモデルに対応していますが、一部機能はより新しいiPhoneでのみ利用可能です。

iOS 26.2で追加される主な新機能は以下の通りです。

 ■ ロック画面のLiquid Glassスライダー

ロック画面の時計に表示されるLiquid Glassの不透明度を調整できる新しいスライダーが追加されます。これにより、時計の背景の透明感や曇り具合を自由に設定できるようになります。

 ■ Apple Musicのオフライン歌詞

Apple Musicで、インターネットに接続していない状態でも曲の歌詞を表示できるようになります。Wi-Fiやモバイルネットワークの有無に関わらず、いつでも歌詞を確認可能です。

 ■ 睡眠スコアの評価基準改定

iOS 26.2およびwatchOS 26.2では、ヘルスケアアプリとApple Watchの睡眠スコアの評価範囲が見直されます。例えば、「非常に低い」が0～40（従来は0～29）、「非常に高い」が96～100（従来は90～100）となるなど、より細かく睡眠の質を評価できるようになります。睡眠時間や就寝時刻の規則性、夜間の目覚めの頻度と時間に基づいてスコアが算出されます。

 ■ リマインダーにアラーム機能

リマインダーアプリで、特定のリマインダーにアラームを設定できるようになります。時刻を指定し、「緊急」オプションを有効にすることで、指定時刻にアラームが鳴り、重要なタスクの見落としを防ぎます。

 ■ Apple Podcastsの機能強化

Podcastアプリがさらに使いやすくなります。エピソードの自動チャプター機能や、画面上のタイムリンク表示、そしてエピソード内で言及された他のPodcastをオーディオプレーヤーやトランスクリプトから直接確認できる機能が追加されます。

 ■ Apple Newsアプリ刷新

Apple Newsアプリのデザインがリニューアルされます。専用の「フォロー中」タブが新設され、スポーツ、パズル、政治、ビジネス、フードといった主要なトピックに素早くアクセスできるボタンが追加されます。

 ■ 通知時のiPhone画面点滅

通知受信時にiPhoneの画面を点滅させることが可能になります。これまで通知時のフラッシュ機能は背面のLEDフラッシュに限定されていましたが、「設定」→「アクセシビリティ」から、LEDフラッシュ、画面点滅、またはその両方を選択できるようになります。

 ■ AirPodsライブ翻訳のEU展開

AirPodsのライブ翻訳機能が欧州連合（EU）地域でも利用可能になります。異なる言語を話す相手との会話をSiriがAirPods経由でリアルタイムに翻訳し、スムーズなコミュニケーションをサポートします。この機能は、AirPods Pro（第2世代以降）や対応する上位AirPodsモデルで利用でき、iPhone 15 Pro以降のモデルとApple Intelligenceの有効化、および翻訳アプリのインストールが必要です。日本語、英語、フランス語など多言語に対応しています。