Apple Intelligence、M1 Mac対応で混乱か？ウェブサイト表記に食い違い

Appleが提供するAI機能「Apple Intelligence」のMac対応機種に関する情報が、同社のウェブサイト上で混乱を招いています。米国のApple Intelligenceウェブページが、対応機種を「M2以降」のMacモデルと表記を更新した一方で、他の地域版や公式サポートページでは依然として「M1以降」と記載されており、食い違いが生じています。

この変更は、長らく「M1以降」とされてきた要件が突如として「M2以降」に置き換わったもので、M1チップ搭載Macのユーザーを中心に困惑が広がっています。しかし、英国やカナダのサイトでは引き続きM1 Macが互換性があるとされており、さらに「Apple Intelligenceの入手方法」と題されたAppleのサポートページも「M1以降のMac」を条件としてリストアップしています。

識者からは、この表記変更は誤りである可能性が高いとの見方が示されています。過去のウェブアーカイブと比較すると、Apple Vision Proの対応チップ表記を「M2」から、最近発売されたM5チップ搭載のVision Proを反映して「M2以降」に修正する際に、担当者が誤ってMacの対応機種も「M2以降」に変更してしまった可能性が高いとされています。カナダや英国のページでVision Proの表記が未更新である点も、この推測を裏付けるものと見られています。

Appleは間違いを認識次第、米国のウェブページを修正すると予想されています。

Apple Intelligenceは、2024年10月にiPhone、iPad、Mac向けに提供が開始された生成AIおよび文脈認識AIツールです。テキストやメールの作成、画像の生成、文書の要約など多岐にわたる機能を含んでいます。

なお、昨年から約束されている文脈認識機能を備えたSiriのより高度なバージョンについては、Appleは2026年3月から4月頃に展開する見込みです。