イケア、Matter対応スマートホーム製品21種を発表　来年1月発売へ

IKEAは本日、AppleのHomeKitおよびHomeアプリと連携するMatter互換のスマートホーム製品21種を発表しました。これらの新製品は、センサー、照明、コントロールオプションなど多岐にわたり、手頃な価格帯での提供が予定されています。ラインナップには既存製品のアップデートと全く新しい製品の両方が含まれます。

スマート電球は、様々な形状、サイズ、明るさレベル、スタイルで合計11種類が展開されます。白色光とフルカラースペクトルの両方に対応し、調光機能もサポート。E27/26、E14/E12、GU10といった主要な口金サイズに対応し、明るさは470ルーメンから1,521ルーメンまで幅広く提供されます。また、装飾的なクリアガラス電球も新たに加わります。

センサー類も充実しており、屋内外で使用可能な人感センサー「MYGGSPRAY」をはじめ、ドアや窓の開閉を検知する「MYGGBETT」、室内の温度と湿度を測定する「TIMMERFLOTTE」が登場。さらに、二酸化炭素やPM2.5、温度、湿度を測定する高機能な空気質センサー「ALPSTUGA」や、シンク下などに設置できる水漏れ検知器「KLIPPBOK」も提供されます。

コントロールオプションとしては、デュアルボタンまたはスクロールホイール付きのリモコン「BILRESA」が発表されました。これは照明の調光やオンオフ、シーンの起動など、スマートホーム製品の操作を直感的に行えるように設計されています。また、通常の照明器具や小型家電にMatter接続機能を追加するスマートプラグ「GRILLPLATS」も用意され、既存の家電製品を簡単にスマート化できます。

今回の新製品は、Matter-over-Thread技術を採用しています。Threadは2.4GHz帯で動作するワイヤレスメッシュプロトコルで、デバイス同士が直接通信することで通信範囲と応答性が向上します。Matter対応製品はスマートホームハブを必要としますが、AppleプラットフォームではApple TV、HomePod、HomePod miniがホームハブおよびThreadボーダールーターとして機能し、シームレスな連携を実現します。

具体的な価格はまだ発表されていませんが、新製品ラインナップは来年1月の発売が見込まれています。