iOS/iPadOS 18.7.2 緊急リリース：旧バージョン利用者に多数のセキュリティ修正を提供
Appleは、最新のiOSやiPadOSにまだアップデートしていないユーザー向けに、重要なセキュリティアップデート「iOS 18.7.2」と「iPadOS 18.7.2」を緊急リリースしました。これには、企業などのIT部門が管理するデバイスのユーザーも含まれます。
今回のアップデートは、オペレーティングシステムのコアコンポーネントや頻繁に使用されるライブラリにおける20以上のセキュリティ問題を修正しており、デバイスの安全性を保つ上で極めて重要です。特に以下の3つの深刻な脆弱性に対処しています。
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App Storeの脆弱性:
特定のアプリがユーザーのデバイス情報を特定する「フィンガープリント」を取得できる可能性がありました。アクセス権限の問題が修正されています。
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メールアプリの脆弱性:
「リモート画像を読み込む」設定がオフになっているにもかかわらず、リモートコンテンツが読み込まれてしまう問題がありました。この問題は追加のロジックによって対処されています。
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Spotlightの脆弱性:
ロックされたデバイスに物理的にアクセスできる攻撃者が、Spotlight機能を悪用して機密性の高いユーザー情報を閲覧できる可能性がありました。ロックされたデバイスで利用できるオプションを制限することで対応しています。
Appleは、現在もiOS 18ブランチを利用しているユーザーに対し、これらのセキュリティアップデートを直ちに適用するよう強く推奨しています。今回のアップデートには新機能や目立ったバグ修正は含まれませんが、デバイスをマルウェアや悪意のある攻撃から保護するために不可欠です。
アップデートのインストール方法:
1. 「設定」アプリを開きます。
2. 「一般」をタップします。
3. 「ソフトウェアアップデート」をタップし、画面の指示に従ってインストールを進めてください。
