Appleはついに、App Storeの全コンテンツをウェブ上で公開しました。これまでAppleデバイスのアプリを通じてのみアクセス可能だったApp Storeが、ウェブブラウザから自由に検索・閲覧できるようになります。

このウェブ版App Storeは、iPhone、iPad、Mac、Vision、Watch、Apple TVといったAppleの全プラットフォームに対応。ユーザーは、各プラットフォーム向けアプリのレビュー、詳細な説明、アップデート履歴、さらにはAppleが提供するプライバシーラベルまで、デバイス上のApp Storeとほぼ同じ体験をウェブで享受できます。Appleのプロモーション記事や特集リストも閲覧可能です。

ただし、ウェブブラウザから直接アプリをダウンロードすることはできません。アプリの共有ボタンや、Mac版ではMac App Storeへ直接アクセスするリンクが用意されています。

これまで個々のアプリには限定的なウェブページが存在したものの、App Store全体を自由にブラウズ・検索できるのはAppleデバイス上のアプリのみでした。今回のウェブ版公開は、ユーザーにとってアプリ情報の探索を劇的に容易にするものとなるでしょう。2025年になってようやく実現したこの機能は、多くのAppleユーザーにとって待望の進化と言えそうです。