Apple、英国でクリスマス企画：一般参加のデジタルツリーをバタシー発電所に投影へ

Appleは本日、英国を対象とした新たなクリスマスキャンペーンを発表しました。この企画では、一般の人々がiPadでデザインしたデジタルクリスマスツリーの作品を募集し、その優秀作品をロンドンの象徴的なランドマークであるバタシー発電所の煙突に投影します。

「Your Tree on Battersea」と題されたこのキャンペーンは、参加者がiPadを使い、オリジナルのクリスマスツリーデザインを自由に創造することを促します。英国のコメディアン、マニャ・チャワワ氏がホストを務め、最終的には一般からの応募作品から選ばれた24点が、バタシー発電所のテムズ川に面した煙突と洗浄塔に展示されます。さらに、サー・スティーヴン・フライ氏やデビッド・シュリグリーOBE氏といった著名なアーティストや公人によるデジタルアートワークも併せて投影される予定です。

作品の応募は既に開始されており、2025年11月23日午後11時59分（英国時間）まで受け付けられます。選出された作品は、2025年12月4日午後5時（英国時間）にバタシー発電所の煙突で発表・公開されます。

Appleは、参加者が作品制作に取り組めるよう、英国全39店舗で特別な「Today at Apple」セッションを11月6日から22日まで開催します。このセッションは12月22日まで延長され、ホリデーシーズン中もiPadとApple Pencilを使った創造的な体験を提供します。また、自宅から参加を希望する人々は、Appleが提供するダウンロード可能なテンプレートを利用してアートワークを提出できます。

これまでのバタシー発電所でのクリスマス展示は、デビッド・ホックニー氏（2023年）やアードマン（2024年）によるウォレスとグルミットのアニメーションなど、著名アーティストへの委託作品が中心でした。今回のキャンペーンは、一般の人々が直接参加できる機会を提供し、より開かれた形でクリエイティビティを発揮できる点が大きな特徴です。