Appleは、iOS 26のリリース以来初の主要アップデートとなる「iOS 26.1」をまもなくリリースします。開発者およびパブリックベータテスター向けにはすでにリリース候補版が提供されており、11月3日（月）または4日（火）には互換性のあるiPhone向けに一般公開される見込みです。

今回のアップデートでは、少なくとも6つの注目すべき変更点と改善が含まれています。

 # Liquid Glassの不透明度を調整可能に

ユーザーインターフェースの半透明度を調整できる「Liquid Glass」の新しいカスタマイズ設定が追加されました。「Clear」で背景をより多く見せるか、「Tinted」で不透明度とコントラストを高めるかを選択できます。これは、より透過度の低い高コントラストなLiquid Glassを求めるベータテスターからのフィードバックを受けて導入されたもので、システム全体に適用されます。

 # ロック画面からのカメラ起動ジェスチャを無効化

ポケットやバッグからiPhoneを取り出す際に、誤ってカメラアプリが起動してしまうことを防ぐため、ロック画面からのカメラ起動スワイプジェスチャを無効にできる機能が初めて追加されました。「設定」アプリの「カメラ」セクションでこのオプションを切り替えることができます。

 # アラーム停止にスライド操作を導入

アラームの停止方法が変更され、ロック画面からのアラームを完全に停止するにはスライドジェスチャが必要になります。これは、誤ってアラームを停止してしまうのを防ぐための措置です。スヌーズは引き続きタップで機能します。もしこの変更が気に入らない場合は、「設定」>「アクセシビリティ」>「タッチ」内の新しいトグルで、以前の「停止」ボタンのインターフェースに戻すことも可能です。

 # ローカルキャプチャ録画の制御を強化

iOS 26で導入されたデバイス上での直接録画機能「Local Capture」がさらに改善されます。「設定」>「一般」内の新しい「Local Capture」メニューから、録画の保存場所を選択したり、ビデオを記録せずオーディオのみを録画するオプションを切り替えたりできるようになります。

 # Apple Musicでスワイプによる曲変更

Apple Musicのミニプレイヤー（画面下部に表示されるもの）がさらに便利になります。ミニプレイヤーが表示されている状態で左右にスワイプするだけで、フルプレイヤーを開かずに曲送りや曲戻しができるようになりました。

 # セキュリティアップデートの自動インストール

主要なiOSアップデートの間にiPhoneを保護するための機能が進化します。「設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「セキュリティの改善」内に「バックグラウンドセキュリティの改善」という新しいオプションが追加され、重要なセキュリティ修正が利用可能になり次第、自動的かつサイレントにダウンロード・インストールされるようになります。万一問題が発生した場合は、この改善をロールバックすることも可能です。