Samsung、革新的な「三つ折りスマートフォン」をAPECで披露

Samsungが、従来の折りたたみ式スマートフォンとは一線を画す、二段階で折り畳める「三つ折りスマートフォン」の開発を進めており、その実機がAPEC 2025 Koreaで初めて披露されました。この革新的なデバイスは、約6.5インチのスマートフォンから約10インチのタブレット型ディスプレイへと変形する能力を持ち、その詳細に注目が集まっています。

 多様な変形と洗練されたデザイン

展示されたプロトタイプは、透明なケース越しでの公開となりましたが、その特徴が明らかになりました。展開時の厚さは約4.2mmと非常に薄く、折りたたんだ状態でも1.2cmから1.5cm程度に収まる設計です。特筆すべきは、ディスプレイの「折り目がほとんど目立たない」と報じられている点で、ユーザーエクスペリエンスの向上に期待が持たれます。一部では「Galaxy Z TriFold」の名称が浮上しています。

 2026年末までに発売か、高価格帯に

Samsungはまだ公式な発表を行っていませんが、来月にも生産を開始し、2026年末までには市場に投入される見込みです。アナリストの予測では、価格は約2,800ドル（日本円で約40万円前後）に達する可能性があり、最新技術を搭載したプレミアムモデルとして位置づけられると見られています。