iPhone最新スクリーンのルーツ：ジョブズの「神の一手」がコーニングを動かした

最新のiPhone 17に搭載されるコーニング社製の「Ceramic Shield 2」スクリーンは、その誕生にスティーブ・ジョブズ氏の伝説的な交渉術が深く関わっていたことが明らかになりました。

コーニング社がiPhone向けにスクリーンを供給し始めたのは2007年。約20年経った今も同社のCEOを務めるウェンデル・ウィークス氏が、当時の秘話を明かしました。

ウィークス氏がジョブズ氏に初めて会った際、スマートフォンをプロジェクター化する技術を売り込もうとしたといいます。しかしジョブズ氏はこれを「これまで聞いた中で一番くだらないアイデア」と一蹴。その一方で、コーニングという企業自体には強い関心を示したのです。

この出会いがきっかけとなり、ジョブズ氏の説得を受けたコーニング社は、当時としては巨大なリスクを冒してiPhone向けのスクリーン開発に着手。現在のiPhoneの堅牢なディスプレイ技術へと繋がる重要な一歩を踏み出すことになったのです。