Apple Wallet、一部GM車で「車のキー」機能対応へ 間近か

Apple Walletアプリで、General Motors (GM) の一部車種が「車のキー」機能に対応する可能性が浮上しました。海外の技術系メディアMacRumorsが発見したコードや、Appleの内部リストへのGM車両の追加から明らかになったものです。

この「車のキー」機能は、iPhoneやApple WatchのNFC機能を活用し、車両の施錠、解錠、そしてエンジンの始動を可能にするデジタルキーシステムです。物理的なキーを持ち歩く必要がなく、利便性の向上が期待されます。

Appleは2022年からNFCベースのデジタルキーをWalletアプリでサポートしており、これまでに多くの自動車メーカーがこの機能を採用してきました。先のWWDCでは、GMC、Chevrolet、Cadillacを含む13ブランドが「間もなく」デジタルキーに対応すると発表。これにはAcura、Porsche、Rivian、Smart、Lucid Motors、Tata Motors、Hongqi、WEY、Chery、Voyahといったブランドも含まれます。

GM関連では、現時点では2026年型Chevy Silverado EVと2026年型GMC Sierra EVがデジタルキー統合を確実に対応すると報じられています。その他の具体的なモデルについては、GMからの詳細な発表はまだありません。

Appleは既にGM、Voyah、Smartの各車両向けにバックエンドサポートを追加しているものの、各自動車メーカーによる機能展開はこれからとなります。デジタルキー機能は、BMW、Genesis、Kia、Audi、Hyundai、Lotus、Mercedes、Volvoなど、一部の新型車両ではすでに導入が進んでおり、GM車への対応が待たれます。