Beats、スポーツ向けイヤホン「Powerbeats Fit」を発表 – 快適性と携帯性を強化

Apple傘下のBeatsは、スポーツ向けワイヤレスイヤホンの新モデル「Powerbeats Fit」を発表しました。
この製品は、既存の「Beats Fit Pro」をベースに、デザインと快適性を大幅に向上させたリフレッシュモデルとして登場します。

 進化したフィット感と携帯性

Powerbeats Fitの最大の特徴は、スポーツシーンでの快適性を追求したデザインです。
耳にしっかりフィットするウィングチップは、従来よりも20%柔軟になり、長時間の装着でも快適さが持続します。
激しいワークアウトでも安定した装着感を提供し、ランニングやジャンプなどの動作中もずれる心配がありません。

また、充電ケースはBeats Fit Proよりも約20%小型化され、ポケットに収納しやすくなりました。
イヤホン本体とケースの両方がIPX4の耐汗・防滴性能を備えており、汗や小雨の中でも安心して使用できます。

 高音質と充実した機能は健在

音質面では、Beatsらしいパンチの効いた低音とクリアなボーカル・中音域を継承。
アクティブノイズキャンセリング（ANC）と外部音取り込み（Transparency Mode）も搭載され、周囲の騒音を遮断したり、逆に安全のために周囲の音を聞き取ったりすることが可能です。

バッテリーはイヤホン単体で最大7時間、充電ケースを併用することで合計最大30時間の再生が可能です。
Apple H1チップを搭載しているため、適応型イコライザー、パーソナライズされた空間オーディオ、自動デバイス切り替え、オーディオ共有、「探す」機能、そして「Hey Siri」など、Appleデバイスとの連携機能も充実しています。
Androidユーザー向けには、迅速なペアリングと専用アプリによるフィットテストやコントロール機能が提供されます。
ただし、充電ケースはワイヤレス充電に対応しておらず、USB-Cケーブルでの充電が必要となります。

 個性的なカラーと魅力的な価格

カラーバリエーションは、ジェットブラック、グラベルグレー、パワーピンク、そして鮮やかなスパークオレンジの4色展開。
特にスパークオレンジは、先日発表されたiPhone 17 Proの「コズミックオレンジ」に完璧にマッチするデザインで、スタイリッシュな組み合わせが可能です。

Powerbeats Fitは、価格200ドルで販売されます。
Beats Pro 2よりもコンパクトで、より日常使いしやすいスポーツ向けイヤホンとして位置づけられており、本格的なアスリートから、軽い運動をする人、あるいはAirPodsよりも安定した装着感を求めるユーザーに最適な選択肢となるでしょう。
米国では現在オンラインで入手可能で、10月2日からは店頭でも販売が開始されます。