iPhone 17、新機能「デュアルキャプチャ」を発表 – 前後カメラ同時録画で新たな映像表現が可能に

Appleは、iPhone 17シリーズに搭載される新機能「デュアルキャプチャ」を発表しました。この機能により、ユーザーはデバイスのフロントカメラとリアカメラの両方を使って同時に動画を撮影できるようになります。

ピクチャー・イン・ピクチャー形式で映像を記録するため、リアクション動画、チュートリアル、あるいは自身の反応と目の前の出来事を同時に捉えたいあらゆるシーンに最適です。

 対応機種と利用方法

デュアルキャプチャは、iPhone 17シリーズ全機種（iPhone Airを含む）で利用可能です。使い方は以下の通りシンプルです。

1. カメラアプリを開き、「ビデオ」を選択します。
2. インターフェース右上の点アイコンをタップするか、下部のビデオオプションから上にスワイプします。
3. ポップアップメニューから「デュアルキャプチャ」を選び、ビューファインダーをタップ。
4. シャッターボタンを押せば、前後両方のカメラでの録画が開始されます。

一度デュアルキャプチャモードを使用すると、その後のアプリセッション中は、右上に専用のオン/オフアイコンが表示され、より手軽にモードを切り替えることが可能になります。

 録画中の柔軟な操作性

録画中もいくつかの便利な操作が可能です。iPhone 17 ProおよびPro Maxモデルでは、メイン、超広角、望遠の48MPレンズを録画を中断せずに切り替えることができ、様々な視点での撮影を楽しめます。

また、画面上に表示されるフロントカメラの小窓は、指でドラッグすることで好きな位置に移動させることが可能です。これにより、撮影中の重要な要素が小窓で隠れるのを防ぐことができます。ただし、ウィンドウの再配置は最終的な動画にそのまま保存される点に留意が必要です。

 画質といくつかの留意点

デュアルキャプチャは、1080pまたは4K解像度で、24fpsまたは30fpsのフレームレートで録画できます。編集の柔軟性を最大化するには、4K/30fpsでの撮影が推奨されます。

しかし、この機能にはいくつかの制限もあります。レイアウトはAppleが提供する単一のデザインに固定されており、リアカメラが大部分を占め、フロントカメラは小さなウィンドウで表示されます。Samsungの類似機能とは異なり、フィードの入れ替えや、両カメラを均等に表示する分割画面レイアウトは選択できません。

さらに、記録された映像は全て単一の動画ファイルとして保存され、各カメラのクリップが個別に保存されるわけではない点も覚えておく必要があります。