iOS 26明日公開も、米国パスポートのデジタルID機能は未実装

Appleの次期モバイルOS「iOS 26」が明日広くリリースされる予定ですが、米国のパスポートをデジタル化してWalletアプリに追加できる新機能「Digital ID」は、依然として利用できない状態であることが明らかになりました。

この「Digital ID」機能は、通常最終ベータ版となるiOS 26のリリース候補版にも含まれておらず、機能ページには現在形で記載されているものの、実際には機能していません。Appleは本件に関するコメント要請に即座には応じていません。

明日、iOS 26のリリースに合わせてサーバーサイドアップデートで有効化されるか、今後の提供時期についてAppleからの公式発表が待たれます。

このDigital IDは、Walletアプリで作成後、米国内の特定空港のTSA（運輸保安庁）チェックポイントで、国内旅行時の本人確認に利用できるようになる見込みです。また、アプリやオンライン、店舗での年齢・本人確認にも活用される予定です。

ただし、Appleは、この機能が物理的なパスポートの代替にはならず、国際旅行や国境通過には使用できないことを明言しています。Appleは、Digital ID機能が安全でプライバシーに配慮し、「REAL ID」に準拠していると説明。Apple WatchでもwatchOS 26から利用可能になる予定です。