Apple Watch Ultra 3発表、衛星通信・5G・大型ディスプレイを搭載
アップルは本日、スマートウォッチのフラッグシップモデル「Apple Watch Ultra 3」を発表しました。主な新機能として、衛星通信機能、5Gセルラー接続、そしてこれまでで最大となるディスプレイを搭載し、大幅な進化を遂げています。
本日より予約注文を受け付け、9月19日（金）に出荷を開始します。
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過去最大のディスプレイと進化する常時表示
Apple Watch Ultra 3は、Apple Watch史上最大のディスプレイを誇ります。LTPO3技術と広角OLEDを採用し、ケースサイズは変えずにベゼルを24%薄くすることに成功しました。
常時表示モードでは、これまでの1分に1回から1秒に1回の更新頻度となり、手首を上げずに秒針の動きを確認できるようになりました。ストップウォッチやタイマーを含む20種類以上の文字盤が、この高速リフレッシュレートに対応しています。
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バッテリー駆動時間も大幅改善
バッテリー性能も大きく向上し、通常使用で最大42時間、低電力モードでは最大72時間の駆動を実現します。低電力モードでのGPSワークアウト（心拍数モニタリングあり）でも20時間持続可能です。
15分の充電で12時間分のバッテリー駆動時間を確保できる急速充電に対応しています。
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最大の目玉は衛星通信機能
Apple Watch Ultra 3の最大の目玉は、衛星通信機能の搭載です。携帯電話やWi-Fiの電波が届かない場所でも、以下のことが可能になります。
* 緊急サービスへのテキスト送信
* 連絡先へのメッセージ送信
* 位置情報の共有
意識不明の状態での自動車事故や転倒を検知した場合、自動で緊急サービスに連絡する機能も備わります。
さらに、過去30日間にメッセージを送った相手であれば、圏外でも通常のテキスト、絵文字、Tapbacksを送ることができます。この機能のために、Appleは無線とアンテナを再設計。アンテナは信号強度を2倍に高め、時速約24,000kmで移動する上空約1,280kmの衛星に到達可能としました。
「探す」機能も衛星経由で15分ごとに位置情報を共有できるほか、新しい「ウェイポイント」文字盤ではライブコンパスナビゲーションと衛星通信への素早いアクセスを提供します。
これらの衛星機能は2年間無料で利用できます。緊急SOSはセルラープランなしで機能しますが、メッセージ送受信と位置情報共有にはアクティブなセルラー契約が必要です。
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5G対応で高速通信、新たな健康管理機能も
5Gセルラー接続に対応し、音楽やポッドキャスト、アプリのダウンロードがより高速になりました。電波が弱い場所では両アンテナを同時に利用するアルゴリズムを採用し、接続安定性を高めます。
健康管理機能も進化し、30日間にわたる血管の心拍への反応をモニタリングすることで、慢性高血圧の兆候を検出する新機能が追加されました。このアルゴリズムは10万人以上のデータと2,000人の臨床研究で検証され、FDA承認を必要としますが、今月中にも150カ国以上で提供開始される予定です。Appleは、この機能により初年度に100万人以上の未診断高血圧患者を特定できる可能性があるとしています。
睡眠トラッキング機能も強化され、睡眠時間、就寝時間の一貫性、覚醒頻度、各睡眠ステージの時間を考慮した「睡眠の質スコア」が新たに導入されました。
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ワークアウト体験もさらにパーソナルに
Apple Intelligenceを活用した「Workout Buddy」は、心拍数やペース、距離、ワークアウト履歴に基づいた音声ガイダンスを提供し、運動中のモチベーション向上をサポートします。
ワークアウトアプリも刷新され、「Workout Views」やカスタムワークアウト、Pacer、Race Routeなどにより、セッションのカスタマイズがより容易になりました。iPhoneのフィットネスアプリで作成したワークアウトをApple Watchで利用できるほか、特定のワークアウト開始時に音楽やポッドキャストを自動再生することも可能になりました。
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高精度GPSと耐久性、多彩なバンドオプション
Apple Watch Ultra 3は、スポーツウォッチとして最も正確なGPSを搭載し、100mの耐水性能を維持します。チタン製のケースは、ナチュラルとブラックの2色展開です。
バンドには、縁に反射性ヤーンを織り込んだ新しいトレイルループが登場したほか、オーシャンバンドとアルパインループにも新色が追加されました。エルメスコレクションには、新色「En Mer」2種類と、チタン製バックル付きのラバー製「Scub'H Diving」バンドもラインアップに加わりました。
