Appleは将来の「Apple Vision Pro」向けに、唇の動きだけでコマンド入力やディクテーション（音声入力）を可能にする技術の研究を進めていることが明らかになりました。

これは、ユーザーが声を出せない状況でも、口の動きを読み取ることで操作を行えるようにするためのものです。例えば、静かな場所や、手がふさがっている場合でも、音を立てずに操作できる利便性を提供します。

この技術は、AirPods Proで導入されている、首を振って通話を拒否したり、頷いて応答するといった既存のジェスチャー機能の延長線上にあります。

具体的には、「Electronic Device With Dictation Structure（ディクテーション構造を備えた電子デバイス）」と題された新たな特許出願の中でその詳細が明かされました。

Appleは、様々な状況下でのユーザーインターフェースの可能性をさらに広げようとしています。