フォックスコン、AIデータセンター市場へ本格参入 TECOと提携しインフラ構築加速
Appleの主要製造元であるFoxconn（フォックスコン）は、急速に拡大する人工知能（AI）ブームを背景に、次世代データセンターのインフラ構築事業に本格参入します。その一環として、台湾のTECO（東元電機）と提携し、データセンター向け一体型ソリューションの提供を目指します。
Foxconnは、AIデータセンターインフラへの注力を強める中、TECO Electric & Machineryの株式10%を取得する形でTECOとの提携を進めます。この出資は、両社が協力して次世代データセンター構築に向けた一体型ソリューションを推進するための重要な一歩となります。
AIの急速な発展は、それを支えるためのインフラ構築を巡る世界的な競争を激化させており、テック大手から製造業者まで、各社がこの分野での主導権を握ろうと躍起になっています。Foxconnにとって今回のTECOとの提携は、これまでの中核事業である家電製品の製造から、AI時代を支えるテクノロジーインフラへと事業領域を拡大する、戦略的な転換点となります。
