Appleの荷物追跡新機能、サウディア航空が導入

サウジアラビアの国営航空会社サウディアが、AppleのiPhone向け新機能に対応し、AirTagを装着した手荷物の空港での位置共有をより容易にしたことが報じられました。

この新機能は、iOS 18.2以降のAppleデバイスで利用可能で、AirTagを装着した手荷物などの位置情報を一時的に他者と共有できるものです。これにより、荷物が紛失したり遅延したりした場合に、航空会社職員との連携を通じて追跡しやすくなります。

ユーザーは「探す」アプリで「持ち物の位置を共有」リンクを生成し、共有相手はリアルタイムで更新されるウェブマップで位置を確認できます。

Appleは、航空会社と連携し、このリンクへのアクセスをプライベートかつ安全なものにしています。アクセスできるのは少数の関係者に限られ、航空会社職員はApple IDまたは確認済みの提携メールで認証が必要です。

荷物が見つかると位置情報の共有は自動的に停止され、所有者はいつでも共有を停止できます。また、プライバシー保護のため、共有リンクは7日間で自動的に期限切れとなります。

この機能は、今年2月にアメリカン航空が導入したのを皮切りに、デルタ航空、ユナイテッド航空、エア・カナダ、ヴァージン・アトランティック航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、ルフトハンザ航空など、すでに多くの航空会社が対応しています。