Apple TV+の人気ドラマシリーズ「テッド・ラッソ」のシーズン4の撮影が、米カンザスシティで開始されたことが明らかになりました。Appleのティム・クックCEOが自身のSNSで発表しました。

主演のジェイソン・サダイキスは今年3月にはシーズン4の脚本執筆が進められていることを示唆しており、物語はこれまでのイギリスから米国を舞台に移し、新キャラクターが登場すると報じられていました。新シーズンでは、主人公テッド・ラッソが女子サッカーチームのコーチを務めるという、これまでの男子チームを率いてきた展開から一新されることが注目されます。

「テッド・ラッソ」はApple TV+の看板番組の一つで、最初の3シーズンは数々の賞を受賞。フットボールコーチのテッド・ラッソ（ジェイソン・サダイキス）が、サッカー経験がほとんどないにもかかわらず、イギリスのプロサッカーチームの監督に抜擢されるというユニークな設定で人気を博してきました。

シーズン3はテッドが故郷に帰る形で終了し、多くのファンからシリーズの最終回と見られていました。それだけに、今回のシーズン4の決定はサプライズとなりました。共演のハンナ・ワディンガムは、シリーズの復活を「埋葬した愛犬の死体を掘り起こすようなもの」と独特の表現で語りつつも、「（自分の役柄のその後が）掘り起こされて嬉しい」と喜びを明かしています。

シーズン3が2023年3月に配信されたため、シーズン4の撮影開始までには約2年のブランクがありました。クックCEOが投稿した写真には、主演のサダイキスに加え、ハンナ・ワディンガム、ジェレミー・スウィフト、ジュノ・テンプルといった主要キャストが写っていますが、その他のキャストの復帰については現時点で不明です。

撮影終了時期やシーズン4の具体的な配信開始時期はまだ発表されていません。