Apple、COOジェフ・ウィリアムズ氏が年内引退へ 後任にサビ・カーン氏

Appleは、最高執行責任者（COO）のジェフ・ウィリアムズ氏が年内に退職することを発表しました。同氏のCOOとしての職務は、今月末にも現オペレーション担当上級副社長のサビ・カーン氏に引き継がれます。

ウィリアムズ氏は、2019年にデザイン責任者のジョニー・アイブ氏が退任して以来、デザインチームを直接統括してきました。また、Apple Watchおよびヘルスケア関連チームも監督しています。引退まではこれらの職務を継続しますが、その後、デザインチームはティム・クックCEOに直接報告する体制となります。後任となるカーン氏は1995年に入社し、ウィリアムズ氏より3年早くAppleに加わっています。

ティム・クックCEOは発表の中で、ウィリアムズ氏について「長年の貢献と友情に深く感謝している。彼がいなければ今のAppleはなかっただろう」と述べました。クックCEOは、ウィリアムズ氏が世界有数のサプライチェーン構築、Apple Watchの立ち上げと開発監督、ヘルス戦略の立案、そして世界トップクラスのデザインチームの統率に尽力したことを強調し、「彼の真の遺産は、彼が築き上げた素晴らしいチームにある」と評価しました。

ウィリアムズ氏は引退後について、「友人や家族、そして5人の孫たちと過ごす時間を増やしたい」とコメントしています。