Appleデジタルカーキー、対応車種が続々拡大中

Appleが2020年にWalletアプリに搭載したデジタルカーキー機能は、iPhoneやApple Watchを使って対応車両のロック、アンロック、エンジン始動を可能にする画期的なサービスとして注目を集めています。

この機能は現在、アウディ、BMW、ヒュンダイ、キア、ジェネシス、メルセデス・ベンツ、ボルボなど、複数の大手自動車メーカーで利用可能です。
例えば、BMWは2021年以降の1シリーズからX7、Z4、さらにはi4やiXなどのEVを含む広範なモデルで対応。
ヒュンダイも2023年以降のパリセードやIONIQシリーズ、キアはテルライドやEV9など、各社の最新SUVやEVを中心にサポート車種を拡大しています。
その他、MINI、ポルスター、RAM、ロータスなども新型モデルを中心にデジタルカーキーを導入しており、対応車種は着実に増加しています。
なお、Appleは対応車両の公式ウェブページを公開していますが、実際の市場での展開には最新情報が完全に反映されていないケースもあるとされています。

さらに、Appleは先月のWWDC 2025基調講演で、今後「まもなく」アキュラ、シボレー、キャデラック、GMC、ポルシェ、リビアンなど、計13の自動車メーカーが新たにiPhoneカーキーに対応する予定であることを発表しました。
これにより、デジタルカーキー機能の普及は今後さらに加速し、より多くのユーザーがスマートフォンを車の鍵として活用する未来が近づいています。