Appleインド展開に新たな課題：Foxconnが中国人労働者を本国送還

Appleのインドにおける事業拡大において、予期せぬ問題が発生しています。同社の主要サプライヤーであるiPhone製造委託先フォックスコン（Foxconn）のインド工場から、数百人規模の中国人労働者が退去を求められていることが明らかになりました。

Bloombergの報道によると、フォックスコンはここ約2ヶ月にわたり、中国人労働者に対し本国への帰国を促しており、これまでに300人以上がインドを離れた模様です。現在、同工場に残っているのは、ほとんどが台湾からのサポートスタッフであるとされています。

この動きは、フォックスコンが2025年5月にインドへ15億ドルを投資する計画を明らかにし、インド政府も新たな半導体工場の建設を承認した矢先に生じています。中国人労働者の大規模な退去が、インドにおけるAppleのサプライチェーン戦略や生産体制にどのような影響を与えるか、今後の動向が注目されます。