CalDigit、超高速Thunderbolt 5対応ドック「TS5 Plus」を発表 – プロフェッショナル向けに史上最高性能を提供

CalDigitは、高性能を求めるプロフェッショナルやハイエンドユーザー向けに、最新ドッキングステーション「TS5 Plus」を発表しました。このプレミアムドックは、その比類ない性能と豊富な接続性で、今後数年間、市場のトップクラスに君臨する存在となるでしょう。

CalDigitのドッキングステーションは、初代「Thunderbolt Station 3 (TS3)」から着実に進化を遂げてきました。その系譜は「TS3 Plus」、「TS4」（Thunderbolt 4対応）を経て、今回、超高速なThunderbolt 5を搭載した「TS5 Plus」に至りました。これにより、データ転送速度と電力供給能力が大幅に向上しています。

「TS5 Plus」の最大の特長は、合計20ものポートを搭載し、これらすべてを同時に使用できる圧倒的な接続性です。具体的には、最新のThunderbolt 5ポートが3基（アップストリーム1基、ダウンストリーム2基）、USB-Aポートが5基、USB-Cポートが5基（うち1基は36W急速充電対応）用意されています。さらに、DisplayPort 2.1、10Gb Ethernet、UHS-II対応のSD/microSDカードリーダーも備え、クリエイティブな作業に必要なあらゆる接続環境を提供します。

性能面でも、「TS5 Plus」は群を抜いています。Thunderbolt 5の採用により、データ転送速度は双方向80Gbps（ブーストモードでは120Gbps）に倍増。ストレージアクセスもPCIe 4.0で64Gbpsを誇り、最大6,200MBpsの高速転送をサポートします。また、接続されたラップトップには最大140Wの電力供給が可能で、16インチMacBook Proの高速充電にも対応。合計330Wという業界最高水準の電源供給能力により、接続された最大11台のデバイスに安定して電力を供給し、パフォーマンスの低下を防ぎます。

デザインは、CalDigitお馴染みのガンメタルグレーのアルミニウム筐体を採用。独自の放熱設計により、ファンレスでありながら高い冷却性能を確保し、プロの作業環境に不可欠な静音性を保ちます。縦置き・横置き両対応で、省スペースでの設置が可能です。

映像出力に関しては、DisplayPort 2.1を搭載しており、Mac環境で4K/144Hzの高リフレッシュレートを実現します。ただし、MacBookのMチップ搭載モデル（基本モデル）では、外部ディスプレイが1台に制限される点には注意が必要です。一方、Windows環境では、DisplayPortのMST（Multi-Stream Transport）サポートにより、最大3台のディスプレイ接続（4K/144Hz）が可能です。

価格は米国で499.99ドルとプレミアム価格帯ですが、その性能と機能は競合製品を圧倒します。発売直後から品切れが続くほどの人気で、最先端のドッキングソリューションを求めるユーザーにとっては、価格に見合う投資となるでしょう。

「TS5 Plus」は、現在の市場においてポート数、品質、性能のすべてにおいて比類のないドッキングステーションです。プロフェッショナルやパワーユーザーだけでなく、Thunderbolt 4搭載Macユーザーにとっても、将来を見据えた最高のアップグレード選択肢となることは間違いありません。