Apple TV+の人気コメディ「ミシック・クエスト」がシーズン4で終了へ

Apple TV+のコメディシリーズ「ミシック・クエスト」が、シーズン4をもって終了することが発表された。

同作は、架空のゲーム会社「ミシック・クエスト・スタジオ」を舞台に、人気オンラインRPGの開発現場をユーモラスに描いた作品。ロブ・マケルヘニー、シャーロット・ニクダオ、ダニー・プディらが出演し、ビデオゲーム業界の裏側を風刺的に表現してきた。

当初、シーズン4は最終シーズンではなかったものの、製作陣はファンに完結した物語を届けるため、最終話に新たなエンディングを追加した。

製作総指揮のメーガン・ガンツ、デビッド・ホーンズビー、ロブ・マケルヘニーは、「素晴らしい4シーズンを経て、ミシック・クエストは終幕を迎えます。この番組と作り上げた世界を誇りに思います。そして、心を注いでくれたキャストとスタッフ全員に深く感謝します」とコメントを発表。Appleに対しても、初期からビジョンを信じてくれたことへの感謝を述べた。

「ミシック・クエスト」は、Apple TV+の初期の作品の一つで、2020年2月に配信開始。COVID-19パンデミック中にiPhoneでリモート撮影された特別エピソードを含む、4シーズンと2つの特別エピソードが制作された。

Appleによる今回の打ち切り決定は、Apple TV+が加入者獲得とコンテンツ拡充のために年間10億ドル規模の損失を出しているとの報道に続くもの。

なお、「ミシック・クエスト」からは、従業員とプレイヤーたちの生活を描いたスピンオフシリーズ「サイド・クエスト」も誕生している。シーズン4の最終話は3月26日に放送されたが、崖っぷちで終わった。新たなエンディングを加えた最終話は今週配信される予定。