欧州委員会、Appleのブラウザ選択画面に関する反トラスト調査を終結へ

欧州委員会は、Appleがデジタル市場法（DMA）の要件を満たすようにiPhoneのデフォルトブラウザ選択画面を変更したことを受け、1年にわたる調査を終結させる見込みです。

昨年3月に開始された調査では、Appleのブラウザ選択画面のデザインが、ユーザーがSafari以外のアプリを適切に選択するのを妨げている可能性が懸念されていました。

ブラウザ企業からの批判を受け、委員会は競争環境を公平にするため、より強力な実装を推進。Appleは昨年10月にiOS 18.2をリリースし、問題の画面にいくつかの変更を加えました。

DMA違反の場合、委員会は企業の全世界売上高の最大10％、繰り返し違反の場合は最大20％の制裁金を科すことができます。また、事業の一部売却や、違反に関連する追加サービスの買収禁止などの追加措置も可能です。

なお、Appleは現在も、アプリストア外への誘導を禁止する「アンチステアリング」規則に関する調査を受けています。