アップル、ブラジルでのサイドローディング義務を回避　連邦裁判所が決定を覆す

米アップルは、ブラジルにおいてiPhoneへのサイドローディング（公式App Store以外からのアプリインストール）を義務付けられないことになった。連邦民事裁判所の判事が、以前の判決を覆し、アップルがApp Storeを通じたアプリ配信を独占的に継続できると判断した。

先週、ブラジルの裁判所はアップルに対し、第三者のアプリマーケットプレイスを許可するよう命じていた。当初の判決では、90日以内にこの機能を実装しなければ、1日あたり4万ドル以上の罰金が科される予定だった。

アップルは、この判決に異議を唱え、サイドローディングの許可はiPhoneおよびiPadユーザーのプライバシーとセキュリティを著しく損なうと主張していた。

今回の決定により、アップルは最終的な判断が下されるまで、現在のアプリ配信システムを維持することが可能となる。これにより、アプリ開発者は引き続きiOS App Storeを通じてアプリを配信する必要がある。

詳細はAppleInsiderの記事を参照。フォーラムでの議論も行われている。