Netflix、米映画大手ワーナー・ブラザースを買収　HBO Maxも傘下に

動画配信大手のNetflixが、米映画大手ワーナー・ブラザースの全ライブラリーを買収したことが明らかになりました。これまでApple TVによる買収交渉が報じられていたものの、最終的にNetflixが買収に成功した形です。これにより、人気ストリーミングサービス「HBO Max」もNetflix傘下となる見込みですが、取引には規制当局の承認が必要となります。

Apple TVは2019年のサービス開始以来、ディズニー+やNetflixなどの競合他社と比較してコンテンツの少なさが常に批判されてきました。このため、同社は映画ライブラリーの買収を模索していると度々報じられ、2025年10月にはワーナー・ブラザースの幹部らと交渉を行っていると伝えられていました。

当時、ワーナー・ブラザースはパラマウント・スカイダンスからの買収提案を拒否しており、Apple TVのほか、Netflix、コムキャスト、アマゾンなどが買収候補として残っていました。

しかし、業界紙Deadlineによると、交渉の末、Netflixがワーナー・ブラザースとの契約を締結しました。この買収は、巨大なコンテンツライブラリーを獲得することで、Netflixの市場における競争力をさらに強化するものと見られています。