アップルカー開発、静かに終止符 巨額投資の軌跡、特許から紐解かれる詳細

長年にわたり巨額の資金を投じてきたAppleの自動運転車開発プロジェクト「Apple Car」が、水面下で開発中止されていたことが明らかになりました。公式な発表はないものの、プロジェクトの詳細が徐々に判明しています。

その全貌は、まさに幻のクルマと呼ぶにふさわしいものでした。例えば、車体色は唯一「スペースグレイ」に限定される計画だったと伝えられています。

Appleはこれまで、「Apple Car」の開発について一切公に言及してきませんでした。また、その開発中止についても同様で、あたかも何もなかったかのように振る舞っています。

しかし、同社がこれまでに申請してきた膨大な数の特許出願が、その開発の軌跡と搭載が予定されていたであろう機能の数々を雄弁に物語っています。自動運転に関連する運転許可証の取得などの規制対応も行われていたことから、少なくとも高度な自動運転技術の研究が進められていたことは確実視されています。