Apple、紛争鉱物使用で再び提訴 中央アフリカでの人権侵害巡り

米国の国際人権団体「International Rights Advocates (IRAdvocates)」が、Apple社を相手取り、紛争鉱物の使用を巡る新たな訴訟を提起しました。同団体は、Appleが製品に使用している鉱物が、中央アフリカ、特にコンゴ民主共和国（DRC）およびルワンダでの暴力行為や人権侵害、紛争と関連していると主張しています。

今回の訴訟は、Appleが消費者保護法に違反しているかどうかの確認を裁判所に求めるものです。訴状によると、DRC東部で武装勢力が鉱山を掌握した後、コルトン（コルタン）と呼ばれる鉱物がルワンダを通じて密輸され、中国の精錬所3社（Ningxia Orient、JiuJiang JinXin、Jiujiang Tanbre）で処理されていた疑いが指摘されています。

IRAdvocatesは、Appleがサプライチェーンにおける紛争鉱物の使用について、十分な監視と対応を行っていないと見ています。