Macworld、1本で6役の万能充電ケーブル「inCharge XL」を高評価

Macworldのレビューで、Rolling Squareの多機能充電ケーブル「inCharge XL」が、「ほぼすべてのデバイスを可能な限り最速で充電できる、優れた作りで使いやすいケーブル」として高く評価されました。この一本で多様な充電ニーズに対応し、散らかったケーブル問題の解決策となる可能性があります。

 製品概要と多機能性

inCharge XLは、USB-CとUSB-Aの2つの入力端子、そしてUSB-C、Lightning、MicroUSBの3つの出力端子を備えた6-in-1ケーブルです。これにより、以下の6種類の充電ソリューションを提供します。
* USB-C to USB-C (最大100W)
* USB-C to Lightning (最大27W)
* USB-C to MicroUSB (最大10W)
* USB-A to USB-C (最大18W)
* USB-A to Lightning (最大18W)
* USB-A to MicroUSB (最大10W)
特に注目すべきは、LightningコネクタがMicroUSBアダプタとしても機能する ingenious な設計です。

 強力な充電性能

USB-C to USB-C接続では最大100Wの電力供給が可能で、16インチMacBook Pro（一部モデルを除く）を含むほとんどのノートPCやタブレットを急速充電できます。iPhone 15以降のモデルや最新のiPadも、この構成で急速充電に対応。USB-C to Lightningでは最大27Wで、従来のiPhoneやiPadも急速充電が可能です。USB-A経由の充電は最大18Wとなり、USB-Cに比べて速度は劣ります。

 耐久性と携帯性

ケーブル自体は頑丈なナイロン編みで補強されており、耐久性にも優れています。使用しない時にはコネクタを保護するキャップが付属。また、6.6ft（約2m）と10ft（約3m）の長尺モデルには、便利なゴム製トラベルポーチとデスクサポートが同梱されており、持ち運びや整理が容易です。

 データ転送速度には注意

inCharge XLは充電性能に優れる一方、データ転送速度はUSB 2.0相当の480Mbpsに留まります。これは最新のUSB規格やThunderboltと比較して大幅に遅く、大容量データの転送には時間を要するため、用途によっては注意が必要です。

 価格とラインナップ

inCharge XLは、Urban Black、Glacier White、Summit Yellowの3色展開で、1ft（約30cm）、6.6ft（約2m）、10ft（約3m）の3種類の長さが用意されています。また、ポケットサイズの0.5ft（約15cm）モデル「inCharge XL Pocket」も販売されており、用途に応じて選択できます。価格は約30ドルから40ドル程度です。

 総合評価

Macworldは、USB-Cへの移行が進む一方で、いまだ旧式の充電規格が混在する現代において、inCharge XLが非常に便利なソリューションであると結論付けています。一本で複数のケーブルの役割を果たせるため、煩雑なケーブル類を減らし、すっきりとした充電環境を実現したいユーザーにとって、魅力的な選択肢となるでしょう。