iVanky、Macプロ向けThunderbolt 5ドック「FusionDock Max 2」発表 – ネイティブ3画面出力と23ポートを搭載

iVankyは、Apple Silicon MシリーズMacユーザー向けに次世代Thunderbolt 5ドック「FusionDock Max 2」を発表しました。本ドックは、23の豊富なポートに加え、Macでネイティブに3つの外部ディスプレイをサポートする初の機能が最大の特長です。長時間の編集作業や重いワークフローに対応するよう設計されており、MacBook Pro、Mac Studio、Mac miniなどのプロフェッショナルユーザーをターゲットとしています。

—

 驚異の接続性とデュアルチップ技術

FusionDock Max 2は、業界最高クラスの接続性を誇ります。主要なポートは以下の通り、圧倒的な数を誇ります。

*

 Thunderbolt 5ポート

: 4基（アップストリーム1基：80Gbps、最大140W給電／ダウンストリーム3基：80Gbps、15W給電）
*

 USBポート

: USB-Cポート5基（10Gbps、最大30W給電を含む）、USB-Aポート7基（10Gbps、5Gbps、480Mbps）
*

 ディスプレイ出力

: HDMI 2.0ポート1基
*

 ネットワーク

: 2.5Gb Ethernetポート1基
*

 カードリーダー

: UHS-II SD/microSDカードリーダー
*

 オーディオ

: 3.5mmコンボオーディオ入出力、3.5mmオーディオ出力、光オーディオ

Thunderbolt 5の採用により、データ転送速度は従来のThunderbolt 4の2倍となる80Gbpsを実現。MacBook Proへの最大140W給電も可能で、16インチモデルの急速充電にも対応します。

—

 Macで初のネイティブ3画面出力

このドックの最大の魅力は、Macでネイティブに3つの外部ディスプレイをサポートする点にあります。これは、Thunderbolt 5コントローラーに加え、DP-Altチップを搭載するデュアルチップ技術によって実現されました。DisplayLinkのようなサードパーティ製圧縮ソフトウェアを必要とせず、4K/240Hzといった高リフレッシュレートでのスムーズな映像出力が可能となります。

ただし、3画面出力を最大限に活用するには、Mac本体のThunderboltポートを2つ使用してドックに接続する必要があります。対応するMacは、M1/M2/M3/M4 Maxチップを搭載したモデルで、Proチップ搭載Macは2画面までのサポートとなります。

—

 安定性と設計

FusionDock Max 2は、アクティブ冷却ファンを内蔵し、長時間の高負荷作業でも安定したパフォーマンスを維持します。独特のフローティングデザインと冷却システムにより、効率的な熱放散を実現しています。静音性を重視するスタジオ環境では、ファンの音が考慮事項となる場合もあります。

—

 競合製品との比較

競合製品であるCalDigitの「TS5 Plus」と比較した場合、FusionDock Max 2は以下の点で優位に立ちます。

*

 ポート数

: 23ポート（TS5 Plusは20ポート）
*

 ネイティブディスプレイサポート

: 3画面（TS5 Plusは最大2画面）

一方で、TS5 Plusは総電力供給能力（330W）とEthernet速度（10GbE）で上回ります。

—

 価格と総評

iVanky FusionDock Max 2の価格は、米国で449.99ドルです。

長時間のクリエイティブな作業や重いワークフローに携わり、特にMacで複数の外部ディスプレイをネイティブかつ高リフレッシュレートで利用したいプロフェッショナルにとって、FusionDock Max 2は強力な選択肢となるでしょう。多数のポートによる拡張性と、高いディスプレイ対応能力は、他のドックでは得られない独自の価値を提供します。