T-Mobile、Apple TVの無料提供を2026年1月で終了へ

 上位プラン契約者も月額3ドルの負担が必要に

米国の通信大手T-Mobileは、顧客向けに提供してきた動画配信サービス「Apple TV」の無料アクセスについて、2026年1月1日をもって終了すると発表しました。

これまで「Apple TV On Us」プロモーションとして、特定のプラン契約者向けに無料提供されてきましたが、今後は上位プラン「Experience More」や「Go5G Plus」などの契約者も、月額3ドルを支払うことで割引価格で利用できるようになります。

T-Mobileは2021年からApple TVの無料アクセスを提供してきましたが、今年に入り、AppleがApple TVの月額料金を9.99ドルから12.99ドルに値上げしました。T-Mobileは今後も月額9.99ドル分の割引は提供するものの、ユーザーは差額の3ドルを負担する必要があります。

こうした無料特典の縮小は、通信キャリア業界全体で近年見られる傾向です。競合のVerizonもApple Arcadeの無料提供を終了し、無料特典をプランから分離して割引提供へと方針転換しています。

T-Mobile自身も、最近ではJump on Demandリースプログラムや、Google Photosの無制限ストレージ提供提携を終了するなど、無料サービスの整理を進めています。