ChatGPTに「グループチャット」機能、全世界で提供開始

OpenAIは本日、対話型AI「ChatGPT」に複数人での共同作業を可能にする「グループチャット」機能を全世界で展開したと発表しました。これにより、ユーザーは共有の会話空間でChatGPTと共に協力し、多様なタスクに取り組むことができるようになります。

この機能は先週から一部でテスト運用されており、好意的なフィードバックを受けて今回の全世界展開に至りました。

 # プライバシーと活用例

グループチャットは、ChatGPTユーザーが友人、家族、同僚などを招待し、共同でアイデアを出し合ったり、情報を共有したりするための専用スペースを提供します。OpenAIは、グループチャットが個人のプライベートな会話とは明確に区別されると強調。特に、グループチャット作成者の個人的なChatGPT記憶は、チャット内の他の参加者と共有されることはありません。

活用例として、OpenAIは以下のようなシナリオを挙げています。
* 友人との週末旅行の計画
* 裏庭のガーデンデザインや共同でのデザインアイデアの検討
* 全員の好みに合うレストラン探しや意見の対立を解決する議論
* 学校や仕事のプロジェクトでの共同研究（共有記事、メモ、質問の統合など）

 # 利用方法とChatGPTの振る舞い

グループチャットは、新規または既存のチャット画面右上にある人物アイコンをタップすることで作成できます。招待リンクを共有することで他のユーザーをチャットに招き入れることが可能で、最大20人まで参加できます。グループチャットは、サイドバーの個人チャットとは異なる専用セクションに整理されて表示されます。

ChatGPTはグループチャットのために新たな社会的振る舞いを学習しており、会話の流れを理解し、適切なタイミングで応答したり、沈黙したりする判断を行います。メッセージ内でChatGPTをメンションすると必ず応答し、絵文字でメッセージに反応することも可能です。

このグループチャット機能は、無料プランからGo、Plus、Proまで、全てのChatGPTプランのログインユーザーが利用できます。OpenAIは、今後もユーザーからのフィードバックに基づき、この機能の継続的な改善に取り組むとしています。