Google、GmailのメールデータをAI学習に利用へ – プライバシー懸念も

Googleが、Gmailユーザーのメールデータおよび添付ファイルを、人工知能（AI）モデルのトレーニングに活用する方針を打ち出したことが明らかになりました。

このデータ利用は、Gmailの「Smart Compose（スマート作成）」機能やAIが生成する返信機能など、サービス向上を目的としています。しかし、ユーザーのプライベートな情報がAI学習に利用されることに対し、プライバシーに関する懸念が生じています。

近年、大手テクノロジー企業が自社サービスからユーザーデータを収集し、大規模言語モデルのトレーニングに利用する動きが活発化しています。例えばMetaも、Facebookユーザーのカメラロール全体をクラウドにアップロードする許可を求める事例が報じられました。

Googleの今回の決定を受け、Gmailユーザーが自身のメールデータがAIトレーニングに利用されるのを停止する方法が注目されています。