Apple TV、2026年からMLS全試合を標準サービスに統合へ

Appleは、2026年よりメジャーリーグサッカー（MLS）の全コンテンツを、同社の動画配信サービス「Apple TV」の基本サービスに組み込む方針であることが明らかになりました。これにより、現在の追加サブスクリプションは不要となり、標準料金のみでMLSの試合が視聴可能となる見込みです。

これまでMLSの試合は、月額14.99ドルまたはシーズン99ドルの「MLS Season Pass」を通じて提供されていました。しかし、2026年シーズンからはこのパスが廃止され、月額12.99ドルの「Apple TV」標準サブスクリプション契約者であれば、MLSの試合を追加費用なしで楽しめるようになります。

この変更は、MLSのファンベース拡大とコンテンツへのアクセシビリティ向上を主な目的としています。Appleのサービス責任者であるエディー・キュー氏は、「MLSをより多くの世界中のファンに届けられることを大変嬉しく思う」とコメントしています。

なお、この新たな契約にはMLS理事会の承認が必要となります。Appleは最近、米国におけるF1の放映権も獲得しており、F1レースもApple TVの全加入者向けに提供される予定です。今回のMLSコンテンツ統合は、Appleがライブスポーツコンテンツの拡充に注力している姿勢を示すものと言えるでしょう。