【速報】Appleは先日、iOS 26の正式リリースから約1ヶ月を経て、初のメジャーアップデートとなるiOS 26.1の配信を開始しました。今回のアップデートは、大規模な変更ではないものの、ユーザーエクスペリエンスを向上させる重要な新設定とインターフェースの調整が含まれています。

特に注目すべき改善点は以下の通りです。

 ■ Liquid Glassの透明度を調整可能に

iOS 26で導入された新しいインターフェース「Liquid Glass」に対し、賛否両論の声が上がっていました。iOS 26.1では、ユーザーが透明度を制御できるようになり、「クリア」モードで従来通りの透明感を維持するか、「ティント」モードで不透明度を高めコントラストを向上させるかを選択できるようになりました。
設定は「設定」＞「画面表示と明るさ」＞「Liquid Glass」から行えます。

 ■ アラームの誤操作を防止する新機能

iOS 26でアラームの「停止」ボタンが大きくなり、「スヌーズ」ボタンと間違えて完全に停止してしまうという問題が報告されていました。これに対し、iOS 26.1ではアラームを完全に停止するために「スライドして停止」する機能が追加されました。
もし旧来のボタン形式を好む場合は、「設定」＞「アクセシビリティ」＞「タッチ」から「シングルタッチアクションを優先」を有効にすることで、以前の停止ボタンに戻すことができます。

 ■ ロック画面からのカメラ起動を制御

ポケットの中でiPhoneが誤作動し、ロック画面から意図せずカメラが起動してバッテリーを消費してしまうというユーザーの声に応え、ロック画面からのスワイプによるカメラ起動を無効にするオプションが追加されました。
「設定」＞「カメラ」を開き、「ロック画面のスワイプでカメラを開く」のトグルをオフにすることで設定可能です。

 ■ Apple Musicでスワイプ操作が可能に

Apple Musicアプリのミニプレイヤー上で、左右にスワイプするだけで次の曲または前の曲にスキップできる機能が追加されました。これにより、より直感的に楽曲の操作が可能になります。

 ■ Apple Intelligenceが多言語対応を拡大

AppleのAI機能セット「Apple Intelligence」が対応言語を拡大しました。従来の英語、日本語などに加え、デンマーク語、オランダ語、ノルウェー語、スウェーデン語、ポルトガル語（ポルトガル）、ベトナム語、トルコ語が新たに対応リストに加わりました。
この機能はiPhone 15 Pro以降の対応デバイスで利用可能です。

 ■ セキュリティパッチの自動インストール機能が強化

以前の「迅速なセキュリティレスポンス」は「セキュリティ改善」と名称を変え、iOSのメジャーアップデートを待つことなく、セキュリティパッチを自動的かつサイレントにインストールする機能が強化されました。
「設定」＞「プライバシーとセキュリティ」＞「バックグラウンドのセキュリティ改善」から「自動インストール」を有効にすることで、常に最新のセキュリティでデバイスを保護できます。

 ■ iPadOS向けに「Slide Over」機能が復活

iPadユーザーにとって朗報です。iPadOS 26で一時的に削除されていたマルチタスク機能「Slide Over」が、iPadOS 26.1で復活しました。これにより、他のアプリの上に別のアプリを常に表示させることが再び可能になります。
アプリウィンドウの左上にある緑色のサイズ変更ボタンを長押しすることで利用できます。

今回のiOS 26.1アップデートは、ユーザーからのフィードバックを反映し、システムの信頼性とセキュリティを一層向上させるとともに、日常的な使い勝手を高める多数の改善を含んでいます。対象となるiPhoneおよびiPadユーザーは、「設定」＞「一般」＞「ソフトウェアアップデート」から早めの更新が推奨されます。