iPhone 18向け次世代チップ、製造コスト増大で価格戦略に影響か

2026年発売と見られる「iPhone 18」に搭載される次世代2ナノメートルチップの製造コストが上昇する見込みで、Appleの長年の価格戦略に大きな影響を及ぼす可能性が出てきました。同社はこれまで、性能向上を果たしながらもiPhoneの販売価格を据え置く傾向がありましたが、今回のコスト増がその方針を転換させる転機となるかもしれません。

iPhone 18に搭載されるとみられる「A20チップ」の製造コストは高額になると予想されています。世界最大の半導体受託製造企業であるTSMCは、2026年から5ナノメートル以下のプロセスにおける製造価格を主要顧客に引き上げることを通知しており、業界レポートでは3〜10%の一般的な値上げが示唆されています。

特に、新しい2ナノメートルプロセスの生産は最もコストがかかる見通しで、このことがAppleが直面する課題を一層深刻にすると予測されています。