macOS Tahoe 26.1アップデート、Spotlightのクリップボード履歴機能にプライバシー保護オプションを追加

Appleは先日、macOS Tahoe向けにバージョン26.1のアップデートをリリースしました。このアップデートでは、macOS Tahoeで導入されたSpotlightのクリップボード履歴機能について、ユーザーのプライバシー保護を強化する新機能が追加されています。

約2ヶ月前に公開されたmacOS Tahoeでは、Commandキーとスペースバーで開くSpotlightから、さらにCommandキーと4を押すことで、クリップボードの履歴を一覧表示できる機能が目玉の一つとして搭載されました。これは非常に便利な機能である一方で、コピーした個人情報などが保存されるため、プライバシー上のリスクとなる可能性が指摘されていました。

 # プライバシー保護を強化する新機能

macOS Tahoe 26.1では、このプライバシーリスクを軽減するための対策が講じられています。具体的には、「Results from Clipboard」という新しいオン/オフ切り替えが追加され、ユーザーはクリップボード履歴機能そのものを無効にできるようになりました。

さらに、履歴の保持期間を30分、8時間、または7日から選択して設定できる機能も導入されています。設定された期間を過ぎると、履歴は自動的にクリアされます。また、履歴をすぐに消去するためのボタンも用意されており、必要に応じて手動でクリアすることも可能です。

 # 新しい設定へのアクセス方法

これらの新しいプライバシー設定には、「設定」アプリを開き、「Spotlight」セクションへと進み、メインウィンドウの下部にある「Results from Clipboard」の項目からアクセスできます。

macOS 26.1アップデートは月曜日にリリースされており、「設定」の「ソフトウェアアップデート」からインストール可能です。インストールを完了するにはMacの再起動が必要です。