Appleは先日、iPhone向けOSの最新版「iOS 26.1」の提供を開始しました。iOS 26のリリースからおよそ1ヶ月での大規模なアップデートとなり、重要な新設定とインターフェースの改善が含まれています。

今回のアップデートで注目される主な変更点は以下の通りです。

 「Liquid Glass」の透明度調整機能を追加

iOS 26で導入された新インターフェース「Liquid Glass」について、ユーザーから寄せられた不満に対応し、透明度を調整できるオプションが追加されました。「クリア」モードで従来の透明感を維持するか、「ティンテッド」モードで不透明度を高め、コントラストを向上させるかを選択できます。

 アラームの誤停止を防ぐ新操作

アラーム機能で、スヌーズボタンと停止ボタンを押し間違えるというユーザーの声に応え、「スライドで停止」機能を導入しました。これにより、アラームを完全に停止するにはスライド操作が必要になります。旧来のボタン操作に戻したい場合は、設定で変更することも可能です。

 ロック画面からのカメラ起動を制限可能に

誤操作によるカメラの意図しない起動を防ぐため、ロック画面からのスワイプによるカメラ起動を無効化する設定が加わりました。これにより、ポケットの中での誤起動などによるバッテリー消費の抑制に貢献します。

 Apple Musicでスワイプ操作を導入

Apple Musicアプリのミニプレイヤーにおいて、スワイプ操作で曲送り・戻しができるようになりました。これにより、フルスクリーンプレイヤーを開くことなく、より直感的に操作することが可能になります。

 Apple Intelligenceの対応言語を拡大

AppleのAI機能「Apple Intelligence」が、新たに複数の言語に対応しました。これには繁体字中国語、デンマーク語、オランダ語、ノルウェー語、スウェーデン語、ポルトガル語（ポルトガル）、ベトナム語、トルコ語などが含まれます。対応デバイスのユーザーは、設定から有効化することでこれらのAI機能を利用できます。

 セキュリティパッチの自動適用を強化

「セキュリティ改善」機能が強化され、重要なセキュリティパッチが自動的かつ静かにインストールされるようになりました。これにより、ユーザーが個別にOSアップデートを行うことなく、デバイスが常に最新のセキュリティで保護されます。

 iPadOSで「Slide Over」機能が復活

iPadユーザーにとって朗報として、iPadOS 26で一時的に削除されていたマルチタスク機能「Slide Over」が、ユーザーからのフィードバックを受けて復活しました。これにより、アプリを画面に常に表示させ、他のアプリの上に重ねて使用することが再び可能になります。

今回のアップデートは、システムの信頼性と安全性を高め、ユーザー体験を向上させるための重要な変更を含んでいます。対応するiPhoneおよびiPadのユーザーは、設定アプリの「一般」から「ソフトウェアアップデート」を選択し、速やかな更新が推奨されます。