AirPods Pro 3の一部ユーザーから、アクティブノイズキャンセリング（ANC）がオンでメディアを再生していない際に、静電気のようなノイズが発生するとの苦情が寄せられています。

このノイズは、スタティックノイズ、ヒスノイズ、ホワイトノイズ、雨音、あるいは貝殻を耳に当てたような音などと表現されており、ANCモードに加え、アダプティブモードやトランスペアレンシーモードでも発生が報告されています。

ユーザーからは、「ANCをオンにすると低周波は静かになるが、高周波が逆に大きく聞こえ、まるで部屋に小さなファンが常に回っているようだ」といった具体的な声が上がっています。また、片方のAirPodで特に顕著な場合や、ホイッスリングのような音が聞こえるケースもあります。ノイズのせいで、低い音量で音楽を聴くことが困難になるユーザーもいます。

全てのAirPods Pro 3が影響を受けているわけではなく、問題がないユーザーも存在します。ノイズが報告された場合、Appleは店舗での交換を指示しているとの情報もありますが、交換した製品でも同じ問題が再発するケースも確認されています。

この静電気ノイズがハードウェアに起因するものなのか、それともソフトウェアの問題なのかは現時点では不明です。もしソフトウェアに原因がある場合、将来のファームウェアアップデートでAppleが対処する可能性があります。現状での唯一の解決策は、AirPodsを装着中に設定アプリからANCとトランスペアレンシーモードをオフにすることです。