次期iPad mini、iPhone並みの防水性能搭載か 新スピーカー技術で穴を排除

米ブルームバーグが報じたところによると、Appleは「iPad mini」の次期モデルで防水性能の大幅な強化を進めている模様です。iPhoneと同等の防水性を実現し、浴室やプールサイドといった水濡れのリスクがある環境でも、ユーザーが安心して使えるようになることを目指しています。

この防水性能の向上には、革新的なスピーカーシステムが導入される見込みです。Appleは振動ベースの新しい技術を採用することで、水の侵入経路となり得るスピーカー穴自体をデバイスから排除する設計を考案。これにより、iPhoneが採用する接着剤やガスケットによる防水とは異なるアプローチで、内部への浸水を防ぐことを目指します。現行のiPad miniには公式な防水性能は備わっていません。

防水等級については、iPhoneがIP68（水深6メートルで最長30分間の耐水性）に対応しているものの、次期iPad miniがどのレベルのIP等級となるかは現時点では不明です。

さらに、次期iPad miniはOLED（有機EL）ディスプレイの搭載も視野に入れているとされており、これらのアップデートは早ければ2026年にも実現する可能性があります。iPad miniの現行モデル（第7世代）は2024年に発売されたばかりです。

防水機能とOLEDディスプレイの採用により、デバイスの価格は現行の499ドルから最大100ドル程度値上がりする見込みです。