Apple、Oppoとの企業秘密窃盗訴訟で新事実　元エンジニアによる機密情報共有準備が判明

Appleが中国の電子機器メーカーOppoと元Apple Watchエンジニアを企業秘密窃盗で訴えている問題で、新たな裁判所提出書類から詳細が明らかになりました。

MacRumorsが報じたところによると、米国カリフォルニア州北部地区地方裁判所に提出された共同現状報告書には、元Apple Watchエンジニアの陳曦（Chen Shi）氏が、Apple Watchの機密センサー情報をOppoと共有するためのプレゼンテーションを準備していたことが具体的に記されています。

Appleは昨年8月、陳氏が企業秘密をOppoに流出させたと提訴していました。今回の提出書類では、Oppoが裁判所への情報開示に非協力的である点も指摘されています。

この報告書は、Appleの企業秘密が含まれるため、公開版では一部が墨塗りされています。本件はAppleの知的財産保護に対する強い姿勢を示すものとして、今後の展開が注目されます。