# HBOのストリーミング料金が3年連続値上げ、パスワード共有対策も強化へ

人気ストリーミングサービス「HBO」が、主要プランの料金を月額1ドルから2ドル引き上げることを発表しました。これは3年連続の値上げとなり、新規加入者には即日適用され、既存加入者は契約更新時に新料金が適用されます。さらに、同サービスはパスワード共有の取り締まりも強化する方針です。

今回の値上げにより、各プランの月額料金は以下の通りとなります。
* 「Basic with Ads」プランは月額1ドル増の10.99ドルに改定。
* 「Standard」プランは月額1.50ドル増の18.49ドルに改定。
* 「Premium」プランは月額2ドル増の22.99ドルに改定されます。

年間プランも同様に引き上げられ、広告なしプランは10ドル増の110ドル、Standardプランは15ドル増の185ドル、Premiumプランは20ドル増の230ドルとなります。

ワーナー・ブラザース・ディスカバリーによる料金引き上げは、サービスが「Max」と呼ばれていた2023年1月と2024年6月にも実施されており、今回が3年連続となります。2020年のサービス開始当初、「HBO Max」のStandardプランは月額14.99ドルでした。

値上げと並行して、同サービスはパスワード共有に対する取り締まりを強化します。9月からは、異なる場所からのログインにワンタイムコードの入力が義務付けられ、追加の視聴者を登録するには月額7.99ドルを支払うよう促しています。HBO Maxは、アカウント情報、IPアドレス、デバイスID、ユーザー活動などを総合的に分析し、複数世帯でのアカウント利用を検知するとしています。

ストリーミング業界では同様の動きが相次いでおり、今年に入ってDisney+、Hulu、Netflixも料金値上げを実施しています。